クスベニカミキリ
学名:Pyrestes nipponizus Hayashi, 1987Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | コウチュウ目 |
科名 | カミキリムシ科 カミキリムシ科 Cerambycidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | かつてはクスノキの害虫で,田川市,香春町,金田町,英彦山地,福智山,小倉,宮田町,飯塚市,足立山,平尾台,城山,若杉山,福岡市,高良山,大牟田市,星野村,沖ノ島,能古島と,平地から山地まで各地から記録されている。しかし1970~80年代にかけて減少が始まり,1987年の飯塚市笠置山を最後に,県内では10年以上採集されていない。食樹であるクスノキは以前同様に分布していることから,減少の原因は不明である。 |
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分類・形態 | 体長14.5~19mm。通常,頭~胸部が黒~暗赤色,上翅は赤色。前胸背板は粗い横じわがあり,黒い長毛が一面に生える。上翅は粗い点刻される。触角第1~4節は長毛で覆われ,5~10節は鋸歯状。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 北海道(南部)~九州,佐渡,隠岐,淡路島,対馬,屋久島などに分布。対馬と長崎県東彼杵町では最近も多数採集されている。 |
生活史・生態・生息地 | 成虫は晩春~盛夏にかけ出現し,アカメガシワ,リョウブ,ノリウツギなどの花に集まる。幼虫はクスノキ,シロダモ,タブノキなど,クス科樹木の細枝内部を食べる。 |
生息環境 |
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執筆者 | (藤本) |