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種の解説

フタコブルリハナカミキリ

学名:Stenocorus coeruipennis (Bates, 1873)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 カミキリムシ科 カミキリムシ科 Cerambycidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
1931年に福岡市平尾で採集されて以来,英彦山地,皿倉山,足立山,犬鳴山,雷山,宮田町,福岡市野河内と,個体数は少ないものの平地から山地まで広く記録されたが,障子岳~深倉峡で1962年に採集されて以降,40年近く採集されていない。生息場所である良好な環境の自然林が減少したことで,本種が危機的な状況になっている。
分類・形態
体長18.5~24mm。色彩変異が大きいが,通常,前胸背板は前,後縁と側方が黄色でほかは黒色,上翅は瑠璃~青緑色,触角と脚の大部分は黒色。前胸背板には2対の大きな突起を持つ。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道~九州。九州では全県から記録があるが,一般に少ない。大分県九重黒岳では例外的に多く,クリ花上などで多数が採集される。また,東北日本では普通に見られる。
分布(国内)
サハリン
生活史・生態・生息地
成虫は晩春~成夏にかけて出現し,ミズキ,ゴトウヅル,シシウド,クリ,リョウブ,ノリウツギなどの花を訪れるほか,発酵したバナナにも誘引されるという。
生息環境
  • 山地森林
執筆者 (藤本)
補足情報

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