ウンモンテントウ
学名:Anatis halonis Lewis, 1896Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | コウチュウ目 |
科名 | テントウムシ科 テントウムシ科 Coccinellidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内では,英彦山,障子岳,鷹ノ巣山,矢部村釈迦岳の記録だけである。本種が生息するのは,高山の良好な自然林の残された地域であり,自然林の減少とともに本種の生息も危ぶまれる。 |
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分類・形態 | 成虫は黄褐色で,頭の大部分,前胸背板の斑紋は黒色。体下は黄白色の中胸側板を除き黒色。各上翅紋は9~10個で,黒色で黄色環を持つ。この黒色部は個体により大きさが大小し,時に消失する。翅端紋は常に黄色。脚は黄褐色。この科としては大型で体長8mm前後にも達する上,特異な色彩と斑紋から他種から容易に区別できる。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 北海道~九州。福岡近辺では大分,熊本,長崎からの記録があるが局地的である。いずれも九州中央山地や多良岳などの高地である。 |
分布(国内) | 千島列島 |
生活史・生態・生息地 | 成虫は,6~8月頃,山地の樹葉上に見られる。矢部村釈迦岳では7月中旬,山頂近くの岩場に生えたタンナサワフタギの花から多数のナミテントウに混じって得られた。また,灯火にも飛来する。 |
生息環境 |
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執筆者 | (城戸) |