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種の解説

ニセマグソコガネ

学名:Aegialia nitida Waterhouse, 1875

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 コガネムシ科 コガネムシ科 Scarabaeidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
1936年に北九州市戸畑で採集されたが,そこには現在自然海岸は全くないため本種の生息は考えられない。その後,1973年に玄海町神湊釣川河口に生える海浜植物の根際から多数採集されており,また1999年に津屋崎町恋の浦砂浜でカワラヨモギの根際と福岡市海の中道の玄界灘側の海岸から採集されている。本種が生息する場所は,護岸工事の進行,砂丘の侵食,四輪駆動車の砂浜への乗り入れなどによって生息環境が悪化している。
分類・形態
成虫は黒色で光沢があり,頭胸前縁,上翅会合部,脚は赤褐色。背面は強く隆起する。頭部前半には弱い顆粒がある。眼は上面に出ない。前胸背板は滑らかで,上翅には明瞭な条溝がある。体の腹面には,黄色の長毛を生ずる。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道,本州,九州に分布。福岡近辺では佐賀の記録があり,また佐賀県呼子でも採れている。
生活史・生態・生息地
本種は海浜植物の根際に生息し,幼虫はこれら植物の根を食害しているものと思われるが,腐った植物に見られたという記録もある。
生息環境
  • 海岸
執筆者 (城戸)
補足情報

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