ツノコガネ
学名:Liatongus phanaeoides (Westwood, 1840)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内では,英彦山と熊渡山からの古い記録だけで,1961年以降の記録はない。久住や阿蘇高原では放牧地の牛糞に生息して個体数も多いが,県内では放牧地の減少で採集できなくなっている。大分県では原生林内でタヌキなどの小動物の糞などからも採集されているので,県内でも山地で再発見の可能性がある。 |
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分類・形態 | 成虫は黒色ないし黒褐色で光沢がない。頭部は六角形で,雄では中央に長く湾曲した1本の長い角があるが,小型個体ではこの角は長い三角形となる。前胸背板は,雄では両側に,雌では中央両側に隆起条がある。ほかの食糞性コガネムシに比べ,上翅や前胸は著しく平圧される。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 北海道,本州,四国,九州,佐渡,対馬など |
分布(国内) | 朝鮮半島,中国,台湾,インドシナ半島からインド,ヒマラヤ |
生活史・生態・生息地 | 成虫は山間の放牧地や山地の獣糞に多く集まる。特に日向の馬糞を好み,少し乾燥したものにも集まる。雌は獣糞を土中にあけたトンネルの中に詰め込み産卵する。幼虫は,この獣糞を食べて育つ。 |
生息環境 |
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執筆者 | (城戸) |