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種の解説

キバネキバナガミズギワゴミムシ

学名:Armatocillenus aestuarii S.Ueno & Habu, 1955

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 オサムシ科 Carabidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
新種記載の際,「Fukuoka」で1953年に雌1頭が,また,40年ぶりに1995年能古島で灯火に飛来した個体が採集された。本種が生息するのは,河口や砂浜海岸の潮間帯であるが,県内ではこのような環境は,護岸工事などによる破壊が著しい。
分類・形態
体長4.5mm内外。名前のとおり大顎は伸長する。頭部および前胸背板は茶褐色。上翅肩部は茶褐色で,中央部付近にも茶褐色の不明瞭な斑紋を持つ。後脚転節は長く,腿節の3分の2まで達し,先端がとがる。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(千葉県小櫃川以西)~九州。福岡を除き,すべて太平洋と瀬戸内海沿岸からの記録である。
生活史・生態・生息地
大きな河川の河口から,その周辺の潮間帯に生息する。南西諸島に生息する,近縁のミナミキバナガミズギワゴミムシでは,干潮になる前の3分の1ほど水につかった石を起こして採集されたという。
生息環境
  • 海岸
  • 河口・干潟
執筆者 (藤本)
補足情報

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