カワラハンミョウ
学名:Cicindela laetescripta laetescripta Motschulsky, 1860Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 新宮町で1988年に1頭,福岡市海の中道で1992年に12頭採集されている。福岡市油山市民の森で1988年に採集されたが,本来の生息地から推定して人為的な移入の可能性もある。1998年に海の中道で,波打ち際から離れた,乾燥の激しい砂丘草原上で確認した。大型捕食性昆虫である本種が個体群を維持するには,海の中道の様な広大な面積の砂丘草原が必要だが,こうした環境は開発事業などで全国的に激減しており,本種の生息も危ぶまれる。 |
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分類・形態 | 日本産は上翅斑紋に地域変異があり,2亜種に分類される。九州産は現在のところ,原亜種として扱われている。体長14~17mm。九州産はクリーム色の上翅に黒~緑色の特徴的な斑紋が見られる。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 石川以西の本州,九州の日本海沿岸。上翅の黒化が著しい別亜種が,北海道と新潟以北の日本海沿岸および太平洋岸に分布。九州では,佐賀県唐津からも記録があるというが,近年の採集例を聞かない。 |
分布(国内) | 朝鮮半島,済州島,中国,サハリン,シベリア東部,モンゴル |
法令などの指定状況 | 県指定希少野生動植物種 |
生息環境 |
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執筆者 | (藤本) |