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種の解説

ホッケミズムシ

学名:Hesperocorixa distanti hokkensis Matsumura, 1905

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 カメムシ目
科名 ミズムシ科 Corixidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由
古くは各地の水田や貯水池などに多かったが,県内では1963年以降記録は少なくなり,1994年に福岡市西区で採集されたのが最後の記録である。
分類・形態
体長9.5~11.5mm。中脚は長く,発達した2本の爪があり,後脚は内側に毛列があって遊泳脚となる。本亜種はミズムシの1亜種であり,関東以西を本亜種としている。前胸背の黒色横帯は9~12本で,表面に顕著な細いしわがある。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州,九州
生活史・生態・生息地
幼虫は水中で生活し,成虫はときどき水面に浮かび,頭部と前胸背で水面の表面膜を破って翅下に蓄えた空気を更新する。単細胞藻やワムシ,糸状藻などを吸収し,またボウフラやユスリカ幼虫を捕食する。越冬した成虫は3月頃に産卵を始め,新成虫は6月に出現する。
生息環境
  • 水田・水路
  • 湿原・池
執筆者 (紙谷)
補足情報

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