クビナガキベリアオゴミムシ
学名:Chlaenius prostenus Bates, 1873Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | コウチュウ目 |
科名 | オサムシ科 Carabidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅰ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 1980年8月に行橋市泉で灯火に飛来した1頭のみが記録されている。県内では,本種の生息に適した環境が護岸工事や開発によって著しく破壊されており,本種の生息状況も危機的と思われる。 |
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分類・形態 | 体長11~12.5mm。前胸背板は金属光沢のある緑色で,幅広い。また,側縁は黄色く縁取られる。上翅は第8間室の中央から外側が黄褐色に縁取られる。腹部は褐色で,黒くならない。近似種のヒメキベリアオゴミムシとは,上翅の黄褐色部分の幅や腹部の色彩から容易に区別できる。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州,九州 |
分布(国内) | 中国 |
生活史・生態・生息地 | 本種が生息するのは,護岸されていないため池の周辺や湿地で,湿地や水辺に特有の植物が豊富に見られる環境である。千葉県東金市では夏季の夜間に,ミゾカクシが水辺まで密生している環境で歩行中の個体が多数採集されており,灯火にも飛来する。また千葉県三崎町では,湿地に接した粘土質の崖の割れ目で,越冬中の成虫が多数採集されている。 |
生息環境 |
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執筆者 | (藤本) |