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種の解説

エチゴハガタヨトウ

学名:Asidemia inexpecta (Sugi, 1963)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 ヤガ科 Thyatiridae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由
日本固有種であり,分布も局地的。九州では英彦山,古処山,長崎県多良岳などで記録がある。幼虫の食樹であるツゲは高級材として使用され,いずれの産地でも危機的な状態である。
分類・形態
前翅長21~24mm。地色は全体的に黒褐色。前翅の環状紋と腎状紋は不鮮明ながら,内部の地色が薄いため識別可能。亜外縁域に波形模様があり,本種の和名の由来となっている。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州,九州(日本固有種)
生活史・生態・生息地
幼虫の食樹はツゲ科のツゲ。石灰岩や蛇紋岩からなる岩の露頭に生えるツゲ類に依存し,生息地が限られている。成虫は年2化。国の特別天然記念物に指定されている古処山のツゲ原生林において,ライトトラップ採集により成虫が数百個体飛来した(7月中旬)。
生息環境
  • 山地森林
執筆者 (上田・佐々木)
補足情報

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