チャオビフユエダシャク
学名:Phigaliohybernia fulvinfula Inoue, 1942Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | チョウ目 |
科名 | シャクガ科 Thyatiridae |
RDB2001カテゴリー | 準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 福岡県では最近分布が確認された種で産地が限定されている。九州では現在のところ,筑紫耶馬渓から1雄,九千部山から2雄の3個体のみが記録されている。 |
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分類・形態 | いわゆるフユシャク類で雌は翅が退化している。雄の前翅長は18mm。前翅の地色は淡黄色。灰褐色の鱗粉が全面にちりばめられる個体から亜外縁線の外方は地色が主体の個体まで斑紋変異がある。後翅の地色は淡黄白色。中室端紋は暗褐色。内横線,二重になった外横線,亜外縁線は暗褐色,内縁付近で明瞭になる。雌の翅は退化し,後翅は前翅よりも長い。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州,九州 |
分布(国内) | シベリア南東部 |
生活史・生態・生息地 | 食樹はコナラ,イロハモミジ。成虫は晩冬から早春に出現。九州における出現時期はいずれも3月である。午後8~9時頃に林間部を直線的にゆっくりと飛翔する。 |
生息環境 |
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執筆者 | (上田・佐々木) |