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種の解説

ジャノメチョウ

学名:Minois dryas (Scopoli)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 タテハチョウ科 Nymphalidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
1890年に英彦山で採集報告がある。1930~60年代には,県内各地で多くの記録があった。しかし,1970年代後半から報告が急減し,1990年代からはその記録もほとんどなくなった。生息地である人為的に長期間維もされた明るい草原(シバ草原)の減少が本種の衰亡と関係が深いと考えられる。日本産蝶類県別レッドデータリストでも「危急種」とされている。
分類・形態
前翅長は約30mm(雄)~約33mm(雌)。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道~九州(対馬を含む)
分布(国内)
ヨーロッパから東アジア
生活史・生態・生息地
幼虫の食草はイネ科のススキ,スズメノカタビラ,カヤツリグサ科のヒカゲスゲなど。年1化性で,越冬態は1~3齢幼虫。年1回,7~8月に発生し,9月まで見られる。成虫は訪花性が強く,ノアザミなどのアザミ類,マツムシソウ,クガイソウ,ウツボグサなどの花によく集まる。生息地は,平地~山地のススキやチガヤを主体とした明るいシバ草原。
生息環境
  • 草原
執筆者 (矢田)
補足情報

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