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種の解説

メスグロヒョウモン

学名:Damora sagana (Doubleday)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 タテハチョウ科 Nymphalidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
1893年に採集された記録が本県最初の記録といえる。1930~60年代には,県内各地で多くの記録があり,その後も1970年代までは連続的に記録があった。しかし,1970年代から報告が急減し,1980年代からはその記録もほとんどなくなった。日本産蝶類県別レッドデータリストでも「危急種」とされている。
分類・形態
前翅長は約33mm(雄)~約37mm(雌)。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道~九州
分布(国内)
ヨーロッパ,中央アジア,シベリア,中国西部
生活史・生態・生息地
幼虫の食草はタチツボスミレ,ツボスミレなど各種のスミレ科。年1化性。九州など温暖な地域では6月上旬から羽化し,夏眠ののち,9月中旬~11月上旬にかけて活動が再開され産卵する。成虫は訪花性が強く,ウツギ,クリ,オカトラノオ,アザミ類などの花によく集まる。生息地は,丘陵地から山地の樹林の周辺,林間の空地,疎林などで,開けた草原ではまれにしか見かけない。
生息環境
  • 低地森林
  • 山地森林
執筆者 (矢田)
補足情報

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