オオムラサキ
学名:Sasakia charonda (Hewitoson)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 1890年に英彦山で採集報告がある。その後,英彦山からの記録が多いが,北九州市や久留米市など都市周辺でも記録がある。しかし,1980年代から公式の記録が急減し,都市部周辺の産地はほぼ絶滅状態にある。本種の生息地であるクヌギ,コナラの二次林は人為による環境改変を受けやすく,これが衰亡の主要因と考えられる。日本産蝶類県別レッドデータリストでも「危急種」とされている。 |
---|---|
分類・形態 | 前翅長は約48mm(雄)~約58mm(雌)。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 北海道,本州,四国,九州 |
分布(国内) | 中国,朝鮮半島,台湾 |
生活史・生態・生息地 | 年1回,6月中~下旬から発生し8月まで。幼虫の食草はニレ科のエノキ,エゾエノキなど。成虫はクヌギなどの樹液を好み,獣糞や死体,腐果も吸汁する。生息地は丘陵地のクヌギ,コナラの二次林周辺。 |
生息環境 |
|
執筆者 | (矢田・福田) |