エゾスジグロシロチョウ
学名:Pieris napi (Linnaeus, 1758)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | チョウ目 |
科名 | シロチョウ科 Pieridae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 1953年に北九州市小倉南区道原で採集された記録が本県最初の記録である。その後,局地的ながら,県内に産地が点在し,多産することもあった。しかし,1980年代から公式の記録が急減し,とくに棚田のスズシロソウを発生地とする産地ではほぼ絶滅状態にある。日本産蝶類県別レッドデータリストでも危急種とされている。 |
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分類・形態 | スジグロシロチョウと酷似するが,春型では,後翅裏面の翅脈に沿った黒条が太くなり肩脈が不明瞭となること,夏型雄では前翅表第3室の小円斑が丸くなって前後の脈と離れる傾向にあること,などにより識別される。前翅長は約21mm。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 北海道,本州,四国,九州 |
分布(国内) | ユーラシア大陸および北米大陸 |
生活史・生態・生息地 | 年2~4回,3~10月に発生する。幼虫の食草はアブラナ科のタネツケバナ,コンロンソウ,スズシロソウなど。蛹(休眠蛹)で越冬する。生息地は低山地~山地の疎林内や林縁。訪花性が強いが,吸水もよくみかける。 |
生息環境 |
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執筆者 | (矢田・川上) |