福岡県レッドデータブック

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種の解説

ミヤマチャバネセセリ

学名:Pelopidas jansonis (Butler, 1878)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 セセリチョウ科 Hesperiidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
1901年に英彦山で採集された記録が本県最初の記録である。その後,県内に局地的ながら普通に見られた。しかし,1980年代から公式の記録が急減し,とくに福岡市など都市部ではほぼ絶滅状態にある。日本産蝶類県別レッドデータリストでも希少種とされている。
分類・形態
オオチャバネセセリに似るが,後翅裏面の中室内に大型の銀斑をあらわすので識別は容易。前翅長は約17mm。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州,四国,九州
分布(国内)
中国(東北部),朝鮮半島
生活史・生態・生息地
年2回4~8月に発生する。幼虫の食草はイネ科のススキの他,チガヤ,ヒメノガリヤス,ヨシなど。訪花,吸水,ならびに小動物の死体,獣糞などで吸汁する。蛹で越冬する。生息地は低地~山地の渓流沿いや林縁の草地。
生息環境
  • 低地森林
  • 山地森林
執筆者 (矢田)
補足情報

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