ギンイチモンジセセリ
学名:Leptalina unicolor (Bremer & Grey, 1853)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 昆虫類 |
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目名 | チョウ目 |
科名 | セセリチョウ科 Hesperiidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅 |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 1901年に英彦山近くの小石原で確認された記録があるが,その後全く確認されていない。本種は100年間も再発見されていないし,日本産蝶類県別レッドデータリストでも,「絶滅種」とされている。しかし,本種は新たな移入や人為的導入によって,再定着する可能性がある。 |
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分類・形態 | 前翅長約18mm。翅表は黒褐色で無紋,雌の前翅端は雄に比べてよりとがりが強いが,外観上雌雄の差はほとんどない。裏面は,季節的変異が顕著で,春型(第1化)では後翅裏面中央の条線は銀白色で,一方夏型(第2,3化)ではこの条線は裏面の地色に近い黄褐色となるため目立たない。地理的変異は認められていない。腹部は著しく長く,また翅形斑紋が特異なため種の同定は容易で本種に紛らわしい種はない。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 北海道,本州,四国,九州に分布するが,いずれの地でも局地的。九州地方では,宮崎,鹿児島では平地に産するが,熊本,大分では火山草原地帯などに分布するものの,平地ではまれ。 |
分布(国内) | 中国(中・北部),ロシア極東地域,朝鮮半島 |
生活史・生態・生息地 | 温暖地では年2~3回発生し,南九州の低地では,4月~5月上旬,7月,8月下旬~9月の3回発生する。しかし,九州の山地帯(九重,阿蘇)では年2回,寒冷地では年1回の発生となる。幼虫の食草として,イネ科のみが知られており,主なものとしてススキ属のススキ,チガヤ属のチガヤ,アブラススキ属のオオアブラススキ,アブラススキなどの報告がある。母チョウは枯れたススキの茎,葉,穂や新芽に1卵ずつ産卵し,特に枯れた茎に産卵することが多い。終齢(5齢)幼虫で越冬する。生息地は,主に乾性の草原で,鉄道線路,高速道路法面や海岸地帯の草原に発生することもある。 |
生息環境 |
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執筆者 | (矢田) |