カゼトゲタナゴ
学名:Rhodeus atremius atremius (Jordan & Thompson)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 魚類 |
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目名 | コイ目 |
科名 | コイ科 Cyprinidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
県内地域カテゴリー | 豊・筑-絶滅危惧Ⅱ類,有-準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 本種は1914年に久留米地先の筑後川で採集された標本に基づいて新種とされたものである。生息地は県内全域に及ぶが,河川や水路の改修,水質悪化などで生息できる環境がなくなりつつある。筑後川中流域でもかつては本種の宝庫であった石組みや土の水路がほとんど改修され,生息できる場所が限られた所だけとなってきた。 |
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分類・形態 | 中国地方にすむ別亜種のスイゲンゼニタナゴと分布が重なることはない。側線は不完全,口ひげはない。体側中央に暗青色の鮮明な縦条が走り,その先端はとがる。鰓蓋の直後に明瞭な暗青色斑がある。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 九州北部に分布し,南限は熊本県八代市の球磨川水系流藻川 |
分布(国内) | 朝鮮半島,中国浙江省 |
生活史・生態・生息地 | 産卵は3~7月頃を中心に,マツカサガイなどの二枚貝の鰓内に1回あたり数個の卵を産みつける。1年で3~4cmとなって成熟し,2年で全長5cmほどになる。寿命は2~3年。本種はやや流れのある細流や用水路などに多くすむが,産卵期をすぎると,より下流の泥底の静水域に集まる傾向がある。筑後川や矢部川ではバラタナゴ類と混生することが多いが,本種のほうがより水の澄んだ流れのある所を好み,バラタナゴ類は止水域を好むようである。 |
生息環境 |
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執筆者 | (橋本) |