トビハゼ
学名:Periophthalmus modestus CantorMyしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 魚類 |
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目名 | スズキ目 |
科名 | ハゼ科 Gobiidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類 |
県内地域カテゴリー | 豊・有-普通,筑-絶滅危惧ⅠB類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 生息地が河口付近の泥質干潟に限られるため,特に筑前海流入河川では干潟の埋立や護岸工事などによって,その生息地が近年急激に減少,分断化している。一方,有明海や豊前海側では,生息地の数,面積,個体数などに近年大きな減少はないものと考えられるが,干潟の埋立や護岸改修工事による生息地の減少が危惧される。 |
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分類・形態 | 日本に生息するトビハゼ属は,本種および奄美大島以南に生息するミナミトビハゼの2種である。別属のムツゴロウとの違いについてはムツゴロウの項を参照。皮膚は陸上生活に適した特殊構造になっており,表皮には毛細血管網が発達している。全長約10cmに達する。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 東京湾~沖縄本島 |
分布(国内) | 朝鮮半島,中国 |
生活史・生態・生息地 | 産卵期は有明海で5月下旬~8月中旬,深さ15~30cmの孔を掘って産卵床を作る。卵は付着糸をもつ沈性付着卵で,受精後約1週間で孵化する。孵化仔魚は全長2.1~2.9mmで,浮遊生活を送ったあと約15mm(有明海で8~9月)に達すると着底し,水陸の両生生活に入る。約1年で体長約5cmとなって成熟する。寿命は2~3年。 生息地は泥質の河口や内湾の干潟で,巣穴や産卵床形成のために20cm以上の厚いシルト層が必要である。その他,なわばりを形成するため,1個体あたりある程度の面積が必要である。また水浴びをするための小さな水たまりや澪も必要である。 |
生息環境 |
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執筆者 | (高比良) |