タカチホヘビ
学名:Achalinus spinalis Peters, 1869Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 全国的な生息環境を見ても特に特徴のある環境でしか見られないものではないが,県内で記録されている地点は数カ所であり,個体数も多くは見つかっていない。しかも,移動性に乏しく,鱗の並びの構造から乾燥にも弱いため,森林伐採などの環境破壊により,今後の個体数の減少が考えられる。 |
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分類・形態 | 全長30~60 ほどの小型のヘビ。眼は小さい。体色は紫がかった褐色で,正中線上に1本の黒い縦条が走るが,成長した雌は体色が黄色くなることが多い。鱗もビーズ状で一般のヘビと異なり,鱗が敷石状に並び皮膚が裸出している。また,この鱗には虹状光沢もある。正中線上の1本の縦条と尾下板が対をなしていないことで本土産の他種とは容易に区別がつく。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州,四国,九州とその沿岸島 |
分布(国内) | 中国中部,東部 |
生活史・生態・生息地 | 普通は低山地や山地の林内や林道周辺,特に「がれ場」などで見られる。夜行性で昼間は朽ち木や石の下などに潜んでいて,餌は知られている限りではミミズ類。繁殖については不明な所が多いが7月下旬~8月にかけて3~13個の卵を産むことが知られている。 |
生息環境 |
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執筆者 | (橋元) |