オオヨシキリ
学名:Acrocephaeus arundinaceus orientalis (Temmink & Schlegel, 1847)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | スズメ目 |
科名 | ウグイス科 Sylviidae |
RDB2001カテゴリー | 準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内のヨシ群落のある海岸,河口,河川敷,湖沼畔などで繁殖する。繁殖には割合広いヨシ群落が必要であることから,埋立,護岸工事などにより広いヨシ群落が減少するとともに,著しくその数を減らしている。 |
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分類・形態 | 全長18.5cm。体の上面はオリーブ黄褐色で下面はうす白色。五百沢ら(2000)参照。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 九州~北海道まで広く分布するが,九州,四国,中国地方南部および北海道東部ではあまり多くない。 |
分布(国内) | 東南部シベリア,中国中北部,モンゴルで繁殖し,冬季東南アジア,インドに渡る。 |
生活史・生態・生息地 | 4月下旬から5月中旬までに渡来し,9月上旬から下旬にかけて渡去する。その特徴ある大きな声から,夏の風物詩(季語の行々子)となっている。広いヨシ群落のある海岸,河川敷,湖沼沼畔などにすみ,ヨシ群落の中に巣をつくる。主に昆虫類を捕食する。高地ではカッコウの託卵種の一つになっている。ヨシの茎に直立した姿勢で止まり,「ギョギョシ,ギョギョシ,ケケシ,ケケシ」と大きく口を開き,赤橙色の口の中が見えるほどに大きな声で鳴く。 |
生息環境 |
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執筆者 | (松富士) |