ヒクイナ
学名:Porzana fusca erythrothorax (Temminck & Schlegel, 1849)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | ツル目 |
科名 | クイナ科 Rallidae |
RDB2001カテゴリー | 準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内では留鳥として生息する。ヨシ群落,河川,水田などに生息するが,湿地の減少により生息環境は失われつつある。また水田などに散布された農薬により餌となる小動物が減少したことも考えられる。本種が生息する湿地環境は近年減少しており,生息地や個体数は減少している。 |
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分類・形態 | 全長22.5cm。顔から胸にかけては赤茶色で,後頸,背面,翼は暗緑褐色。脇,下腹,下尾筒は白と黒の横斑がある。虹彩は赤く,足も赤い。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 全国に分布。北の地域のものは夏鳥である。 |
分布(国内) | 中国,朝鮮半島,東南アジア,インドに分布 |
生活史・生態・生息地 | 河川やため池などのヨシ群落,水辺の草地,休耕田などの湿地に生息する。かつては夏鳥とされていたが,近年越冬するものも多いことが明らかになった。繁殖期には雄は「キョッ,キョッ,キョッ」と一声づつ区切って鳴いた後,続けて「キョキョキョキョ・・・」と連続した声で鳴く。草の間や稲株の間に巣を作り,5~9個の卵を産む。主に昆虫類やミミズ類などを捕食するが,植物の種子などをも食べる。 |
生息環境 |
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執筆者 | (岡部) |