ヘラサギ
学名:Platalea leucorodia major Temminck & Schlegel, 1849Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | コウノトリ目 |
科名 | トキ科 Threskiornithidae |
RDB2001カテゴリー | 準絶滅危惧 |
環境省カテゴリー | 情報不足 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 福岡市瑞梅寺川河口ではクロツラヘラサギとともに毎年1羽~数羽が越冬する。同河口では,河川の改修やしゅんせつが行われると,ねぐらである中州が消失する可能性があり,本種の越冬に重大な影響を与えると思われる。また付近に大学移転計画が決定しており,それに伴う周辺環境の改変や道路整備などによる生息環境の悪化が懸念される。 |
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分類・形態 | 全長86cm。全身白色で頸と足は長い。嘴は黒くて長いしゃもじ型で,先端付近は黄色。嘴の基部から眼先につながる線状の黒い裸出部があり,よく似たクロツラヘラサギ(P.minor)との識別点となっている。夏羽では冠羽が長く伸び,冠羽と胸が黄色みを帯びる。冬羽では冠羽は短くなり,黄色みも消える。若鳥は全身やや汚れた感じの白色,嘴は暗紫褐色,冠羽は短い。初列風切の先端が黒く,飛ぶと目立つ。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | まれな冬鳥として各地で記録があるが,西日本の方が記録が多い。 |
分布(国内) | ユーラシア大陸の温帯地域に広く分布し,冬は越冬のため南下する。 |
生活史・生態・生息地 | 瑞梅寺川河口には11月~1月に飛来する。クロツラヘラサギと行動をともにすることが多く,瑞梅寺川やほかの越冬地での習性はクロツラヘラサギと変わらない。 |
生息環境 |
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執筆者 | (岡部) |