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種の解説

サンコウチョウ

学名:Terpsiphone atrocaudata atrocaudata (Eyton, 1839)

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RDB2001概説

分類群 鳥類
目名 スズメ目
科名 カササギヒタキ科 Monarchidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
県内では夏鳥として渡来するが,局地的であり個体数も少ない。宅地造成などで生息地そのものが消滅した例もあり,生息数の減少が懸念される。また,渡りの時期に見られる個体数は,ここ10年でみると著しく減少しており,全国規模での個体数の減少が見られる。越冬地である東南アジアでの森林伐採などの環境悪化が大きく影響しているといわれている。
分類・形態
全長雄44.5cm,雌17.5cm。冠羽があり,頭部,胸はやや紫がかった黒,腹は白,嘴と眼の周囲はコバルト色。雄の背は暗い茶褐色で尾は黒くとても長い。雌の背と尾はやや橙がかった茶褐色。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州以南で繁殖する。北海道でまれな確認例がある。
分布(国内)
朝鮮半島,台湾。冬季は中国南部,ベトナム,マレー半島など。
生活史・生態・生息地
福岡県には4月頃渡来する。平地から山地の中腹にかけての主に薄暗い林に生息する。飛翔は木の梢より高い所を飛ぶことはほとんどなく,下枝付近を翼を緩慢に羽ばたいて飛翔する。採餌は主に飛行中に昆虫類をついばむ。5月から7月にかけて産卵する。9月頃渡去する。
生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
執筆者 (皆合)
補足情報

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