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種の解説

アカショウビン

学名:Halcyon coromanda major (Temminck & Schlegel, 1848)

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RDB2001概説

分類群 鳥類
目名 ブッポウソウ目
科名 カワセミ科 Alcedinidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
県内では渡来する場所が限られていて,繁殖期の観察例がある。繁殖している可能性が高いと思われるが,個体数はごく少ないと思われる。繁殖地の環境が更に悪化すれば,危機的状況に陥る可能性がある。繁殖地周辺の保全が必要である。
分類・形態
全長27~29cm。カワセミより大きくヤマセミより小さい。全体が黄色味を帯びた赤色で,上面の色はやや濃く,翼や背中には紫色を帯びた光沢がある。腰に水色の羽毛がある。嘴は太くて赤く,足も赤い。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道から九州までの各地に夏鳥として渡来し繁殖する。
分布(国内)
東南アジアから中国にかけて繁殖する。
生活史・生態・生息地
主に渓流沿いのよく茂った落葉広葉樹林に見られる。英彦山では5月上旬から鳴き始めるのでそのころ渡来しているものと思われる。林内や渓流沿いで木の枝にとまり,水面にいる魚や地上にいるカエル,サワガニ,トカゲ,昆虫類などさまざまなものを捕食する。巣は朽ち木に穴を開けたり,樹洞を利用したりする。繁殖期には朝早く,または夕方に「キョロロロロ」と尻下がりの声で鳴く。雨天のときや曇りの日には日中でも鳴くことがある。また渡来してすぐのときは,晴れの日の昼間でも鳴くことがある。
生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
執筆者 (小副川)
補足情報

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