カラスバト
学名:Columba janthina janthina Temminck, 1830Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | ハト目 |
科名 | ハト科 Columbidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 1970年代後半の北九州市白島調査では,ルートセンサスで照葉樹林内で20~30羽を記録していたが,1995年3月には8羽しか記録できなかった。ルートの斜面下の石油備蓄基地の稼働が減少した要因と考えられる。 |
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分類・形態 | 全長40cm。和名のようにカラスに似た黒色で,頭部や背面には紫や緑の光沢がある。足は薄い赤色。五百沢ら(2000)参照。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 下関市蓋井島,光市牛島,小笠原諸島,薩南諸島,南西諸島で繁殖する。 |
分布(国内) | 朝鮮半島の一部でも繁殖する |
生活史・生態・生息地 | シイやタブなどの木の実を好んで食べる。飛翔時には頭部を立てるようにして飛ぶが,樹林の梢上低く飛び,高度を上げることはない。林内で「ワオーッワオーッ」と牛のような大きな声で鳴く。藍島では1998年9月から月1回本種の生息調査を継続し,島の北部の狭い照葉樹林で2~6羽を記録したが,5~7月には1羽も記録できなかった。牛島では2月に林床に繁茂するノシランに営巣,繁殖すると報告されているが(山本 1994),藍島では林床にも注意したが,繁殖は未確認である。藍島の西8kmの白島,北10kmの井島が繁殖地で,非繁殖期に記録されている藍島の本種は,繁殖地と往復している一過性の個体の可能性が高い。白島では地上の巣が確認され,沖ノ島ではオオミズナギドリの標識調査の際に,林床に寝ているのが見られたが,両島での本格的な繁殖調査は実施されていない。 |
法令などの指定状況 | シイやタブなどの木の実を好んで食べる。飛翔時には頭部を立てるようにして飛ぶが,樹林の梢上低く飛び,高度を上げることはない。林内で「ワオーッワオーッ」と牛のような大きな声で鳴く。藍島では1998年9月から月1回本種の生息調査を継続し,島の北部の狭い照葉樹林で2~6羽を記録したが,5~7月には1羽も記録できなかった。牛島では2月に林床に繁茂するノシランに営巣,繁殖すると報告されているが(山本 1994),藍島では林床にも注意したが,繁殖は未確認である。藍島の西8kmの白島,北10kmの井島が繁殖地で,非繁殖期に記録されている藍島の本種は,繁殖地と往復している一過性の個体の可能性が高い。白島では地上の巣が確認され,沖ノ島ではオオミズナギドリの標識調査の際に,林床に寝ているのが見られたが,両島での本格的な繁殖調査は実施されていない。 |
生息環境 |
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執筆者 | (武下) |