ヤマドリ
学名:Phasianus soemmerringii soemmerringii Temminck, 1830Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | キジ目 |
科名 | キジ科 Phasianidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内各地の山地で見られるが,生息数は少ないものと考えられる。狩猟による捕殺,また狩猟を目的とした放鳥による亜種の混在が懸念される。 |
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分類・形態 | 本種は5亜種に区分され,北部九州に生息するのは基亜種のアカヤマドリである。全長は雄125cm,雌55cm。雄はほぼニワトリ大であるが,全長の半分以上になる非常に長い尾を持つ。全体に赤褐色であるが,頭から首にかけてが最も濃く見え,眼のまわりには赤い皮膚が裸出している。雌はキジの雌と似るが,本種のほうが赤みのある褐色である。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 日本固有種。本州,四国,九州に分布。 |
生活史・生態・生息地 | 丘陵から山地のよく茂った林に生息する。主に地上を歩きながら,草の葉や実などを食べる。昆虫類やクモ類などの小動物を食べることもある。驚くと地上から大きな羽音を立てて飛び上がり,斜面を滑翔して逃げる。繁殖期に雄は翼を羽ばたいて,「ほろ打ち」と呼ばれる「ドドドド」という音を出す。これは小鳥類のさえずりに相当すると思われる。繁殖期以外は数羽の群れで行動する。 |
法令などの指定状況 | 鳥獣保護法(狩猟鳥獣) |
生息環境 |
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執筆者 | (小副川) |