ハヤブサ
学名:Falco peregrinus japonensis Gmelin, 1788Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | ワシタカ目 |
科名 | ハヤブサ科 Falconiformes |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内では留鳥もしくは冬鳥として観察される。1980年代に北九州市白島,響灘埋立地,部埼,風師山,丸山台,大島村大島,福岡市今津,海の中道,志摩町海岸部などで観察記録がある。北九州市曽根では,ほぼ1年中確認されており,2年ごとに若鳥が出現する。本種は剥製や飼育用に密猟の対象となっている。また農薬による土壌汚染のため,捕食する野鳥からの残留農薬の影響も深刻な状況と考えられる。 |
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分類・形態 | 全長雄約38~雌約51cm。翼開張雄84~雌120cm。森岡ら(1995)参照。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 北海道から沖縄まで観察記録がある。繁殖は,北海道,本州,四国,九州の海岸や島嶼で確認されている。 |
分布(国内) | 南極圏と大洋上の島の大部分を除き,世界中に分布。繁殖は大きな川沿いや海岸で多く確認されており,砂漠や高山帯での記録がない。北極圏近くの個体は冬季にやや南へ移動する。 |
生活史・生態・生息地 | 県内では留鳥として,曽根,響灘埋立地,今津で,ほぼ1年中確認される。また頓田貯水池などでは,冬季に少数の観察記録がある。毎年4月にヒヨドリの渡りに合わせるように,複数の個体が部埼に出現する。繁殖は海岸や島の断崖の岩棚などで行うことが多い。生息環境としては,海岸,河口,農耕地などの開けた所である。木,電柱,高い建築物に止まったり,速いはばたきと,短い滑空をくり返しながら獲物を探す。見つけると,高所より急降下して襲い捕獲する。獲物は鳥類で,オナガガモ,カワラヒワ,カワラバトと多様である。 |
法令などの指定状況 | 種の保存法(国内希少野生動植物種) |
生息環境 |
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執筆者 | (林) |