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種の解説

ヤイロチョウ

学名:Pitta brachyura nympha Temminck & Schlegel, 1850

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RDB2001概説

分類群 鳥類
目名 スズメ目
科名 ヤイロチョウ科 Pittidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
生息状況・危機の状況・選定理由
県内では夏鳥として渡来するが生息数は少ない。県内分布については十分な調査がされていないため,まだ知られていない生息地がかなりあると思われる。生息環境である沢沿いの山林は,ダムや林道の開発,伐採などによる悪影響が考えられる。国内での繁殖地は局地的であり,世界的にも個体数の少ない種である。
分類・形態
全長18cm。頭は大きくて頸は短く,嘴は太い。足は比較的長く,尾は短い。羽色は緑,コバルト,赤,黄色,黒,茶色と多彩で美しく名前の由来となっている。「ポピィ,ポピィ」と大きな声で鳴く。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州,四国,九州に夏鳥として渡来するが,局地的。四国や九州南部では比較的個体数が多い。
分布(国内)
中国南東部,朝鮮半島,カリマンタンで繁殖し,北の地域で繁殖するものは東南アジアで越冬する。
生活史・生態・生息地
夏鳥として山地の沢沿いに渡来する。よく茂った照葉樹林を好むが,植林地でも見られることがある。5月中旬頃からさえずりが聞かれる。さえずりを行う期間は非常に短く,6月には鳴かなくなることもある。巣は急傾斜地の石の上やすき間,地上,樹上などに作られる。地上を歩きながら主にミミズを捕食する。
法令などの指定状況
種の保存法(国内希少野生動植物種)
生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
執筆者 (岡部)
補足情報

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