オナガ
学名:Cyanopica cyana japonica Parrot, 1905Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 鳥類 |
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目名 | スズメ目 |
科名 | カラス科 Corvidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 柳川市,久留米市,三橋町などでは,昭和初期までは年中生息しかつ繁殖していた(川口 1937)。その後の記録としては,筑後市での観察事例1例(1944年),三橋町でのカササギ群からの排撃事例1例(1944~1950年に1回),瀬高町での捕獲事例1例(1958年),久留米市での観察事例1例(1958年)がある(倉成 1962b)。1958年に久留米市宮の陣で巣から落ちた雛1羽が同市三本松動物園で飼育され,1962年9月14日に死亡したのが,県内最後の個体のようである(倉成 1962a)。絶滅の原因は不明だが,カササギとの競合の結果との推測がある。 |
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分類・形態 | 全長37cm。頭は黒色,腹と背は灰色,翼と尾は青灰色。尾は長い。五百沢ら(2000)参照。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 留鳥として中部地方以北の本州のみに生息する。佐賀では,佐賀市とその周辺で1930年代には普通に生息していたが,三根町での1960年の2羽捕獲の記録を最後に絶滅した(川口 1937,倉成 1962a,1962b)。ほかに兵庫,島根でもかつては生息していた。 |
分布(国内) | 中国中部からモンゴル北部,アムール,ウスリーまで分布。イベリア半島には別亜種が生息する。 |
生活史・生態・生息地 | 平野部の林の周辺,屋敷林,市街地の公園で見られる。数つがいが集まって弱い集団で繁殖する。昆虫・果実・小鳥の雛などを食べる。 |
生息環境 |
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執筆者 | (武石) |