コテングコウモリ
学名:Murina ussuriensis Ognev, 1913Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 哺乳類 |
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目名 | コウモリ目(翼手目) |
科名 | ヒナコウモリ科 Vespertilionidae |
RDB2001カテゴリー | 情報不足 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内では,今回の調査ではじめて,1999年11月11日に甘木市の江川ダム左岸道路でロード・キル個体が発見された。生息状況など一切不明だが,生息数は非常に少ない。自然林の消失などにより,今後発見が更に困難になることが考えられる。 |
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分類・形態 | 日本産を別種のニホンコテングコウモリM. sylvaticaとする研究者もいる。頭胴長41~54 ,尾長26~33mm,前腕長29~33mmで,鼻孔が管状で外側前方に突出している。股間膜の背面全体に,比較的長い毛が密生する。テングコウモリに似るが,それより体が小さく,棘毛が散在していない。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 北海道,本州,四国まで以前から記録があるが,長い間九州からの確認例はなかった。しかし,最近,対馬,鹿児島県大根占町と屋久島,宮崎県小林市から発見された。 |
分布(国内) | 東シベリア,サハリン,朝鮮半島など |
生活史・生態・生息地 | 生態的に不明な点が多いが,基本的に自然林内の樹洞を隠れ家としていると考えられている。しかし,木の茂み,樹皮のすき間,洞窟内および家屋などからも確認されている。 |
法令などの指定状況 | 鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律(捕獲に許可が必要) |
生息環境 |
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執筆者 | (哺乳類分科会) |