テツホシダ
学名:Thelypteris interrupta (Willd.) K. Iwats.Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 維管束植物 |
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科名 | ヒメシダ科 Thelypteridaceae |
RDB2001カテゴリー | 情報不足 |
分類・形態 | 夏緑性。根茎は長く横走し,径4~6mm,黒っぽく,先端にまばらに鱗片がある。葉柄は長さ20~40(~80)cm,褐色でほぼ無毛,基部は黒っぽく,まばらに鱗片がある。鱗片は三角状長楕円形,ほぼ全縁,長さ3mm,幅1.5mm以下,膜質で,辺縁にわずかに毛がある。葉身は広披針形,円頭から鈍頭,長さ30~50cm,幅10~20cm,下部の羽片は最大ではない。羽片は線状披針形,鋭頭,基部は円いくさび形で,無柄か短い柄があり,大きいもので長さ15cm,幅1.5cm,羽軸に向けて から の深さに切れ込む。終裂片は円い三角形,先端はとがる。葉質はやわらかい革質で,深緑色,葉の軸に単細胞毛があるが,葉面は無毛。裂片の側脈は5~8対,下の方の1.5対が相対する脈と結合して網状脈をつくる。胞子嚢群は円形から長楕円形,裂片の辺縁に近くつき,成熟すると相隣るものと連なることがある。包膜は円腎形,やわらかく,径0.4mm,辺縁に毛がある。胞子表面には刺があり,褐色。染色体数はn=36の2倍体。 |
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分布(県外) | 本州南部(静岡県,紀伊半島,福井県,島根県),四国(南東部),九州,琉球 |
分布(国内) | 熱帯,亜熱帯 |
執筆者 | 岩槻邦男 |