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種の解説

タシロラン

学名:Epipogium roseum (D.Don) Lindl.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ラン科 Orchidaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
北九州地域と南筑後地域で自生が確認されている。北九州地域はゴルフ場内の常緑広葉樹が優占する二次林下,南筑後は小さな神社の境内の常緑広葉樹林下である。どちらも年によって10~200個体と個体数の変動が激しい。これは生育条件が気象等の物理的環境要因に影響されやすいためと推測される。保全のためには過度の腐植層の除去や上木の伐採など現環境を大きく変える行為をしないことが必要である。
分類・形態
常緑林下に自生する腐生植物で全体が黄白色を呈する。茎は根茎から出て,高さ20~50cm,茎に膜質の鞘状葉がまばらに数個つく。5~7月,地上部が現れて白色花を総状につける。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(関東南部),九州,沖縄
分布(国内)
中国南部,台湾,熱帯アジア
生息環境
  • 低地森林
執筆者 (横枕)
補足情報

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