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種の解説

ツクシトウヒレン

学名:Saussurea nipponica Miq. var. kiushiana (Franch.) Ohwi

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 キク科 Compositae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由

前原市,古処山,犀川町,犬ヶ岳に6カ所の記録および標本産地があり,前原市,犀川町の2カ所では再確認されたが,ほかの4カ所では現状不明である。現存産地は渓流沿いの荒池,林道沿いの林縁で,1~2の小群落があるだけである。生育環境は不安定で,洪水や除草による減少の可能性が大である。

分類・形態

山地に生える高さ50~100の多年草。基準変種のオオダイトウヒレンとは,茎により広い翼があり,葉は幅が広く厚い点で異なる。

分布情報 MAP
分布(県外)

九州

法令などの指定状況

耶馬日田英彦山国定公園指定植物

生息環境
  • 山地森林
執筆者 (筒井)
補足情報

山地の林下にはえる多年草。茎は高さ50cm~100cm。葉は厚く,広卵形または腎臓形,基部は茎沿いに広く沿下し翼となる。頭花は多数散房状につき,紅紫色である。総苞は13~17mm。九州に分布。花期は9~10月。

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