サワギキョウ
学名：Lobelia sessilifolia Lamb.
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| 分類群 | 維管束植物 |
|---|---|
| 科名 | キキョウ科 Campanulaceae |
| RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類 |
| 生息状況・危機の状況・選定理由 | 筑紫野市，宇美町，北九州市小倉南区，嘉穂町，赤村，小石原村，久留米市，大平村に9カ所の標本産地があるが，推定現存個体数は500株以下である。生育地は谷間の湿地で，まれには廃田にも自生するが，植生遷移や開発による生育地の減少や廃田の乾燥化などで減少している。今後も減少の可能性は大である。 |
|---|---|
| 分類・形態 | 山間の湿地に生える多年草。茎の高さ50～100。花は8～9月に密な総状の花穂をつくり，花冠は2唇形である。 |
| 分布情報 | MAP |
| 分布（県外） | 北海道～九州 |
| 分布（国内） | 朝鮮半島，中国，千島，サハリン，シベリア東部 |
| 法令などの指定状況 | 北九州国定公園，耶馬日田英彦山国定公園指定植物 |
| 生息環境 |
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| 執筆者 | （筒井） |
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山野の湿地にはえる無毛の多年草。根茎は短く，太く，横にはい，茎は中空で高さ50～100cm，分枝しない。葉は互生し多数つき，披針形で長さ4～7cm，低鋸歯があり柄がない。上部の葉はしだいに小型になり，ついには苞となりその腋に花をつけ，密な総状花序となる。花柄は5～12mm。花は8～9月，花冠は濃紫色，長さ2.5～3cm，唇形で，上唇は2深裂，下唇は3浅裂し，裂片の縁に長い毛がある。萼は鐘形，萼裂片は線状披針形で長さ7mm。蒴果は球形で長さ8～10mm。種子は卵形，凸レンズ形で光沢があり，長さ1.5mm。北海道～九州，朝鮮･中国･千島･樺太･シベリア東部・カムチャツカに分布する。
