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種の解説

コギシギシ

学名:Rumex nipponicus Franch. et Savat.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 タデ科 Polygonaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由

福岡市(中央区,西区),北九州市(小倉南区,八幡西区),芦屋町,岡垣町に6カ所の標本産地があるが,1980年代に採集されたものばかりで,その後は再確認はされていず,現状不明である。生育地は沿海地の廃田や海浜の砂地で,個体数は少数であった。本県ではもともと産地が少数であったが,現存する可能性がある。

分類・形態

エゾノギシギシに類似した多年草。下部の葉は長楕円状披針形でその基部は円形。葉の下面は無毛。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(福島以南)~沖縄

分布(国内)

中国,台湾

生息環境
  • 河川
  • 水田・水路
  • 海岸
執筆者 (筒井)
補足情報

エゾノギシギシにやや似ているが,全体は小さく,高さ30~50cmになる。葉は長い柄があり,長楕円状披針形~披針形,無毛,先は鈍形,基部は円形,波状縁,長さ4~6cm。花期は5~8月。輪生花はまばらな総状花序をなす。翼状内萼片は卵形で、縁に刺毛があり,中脈上のこぶ状突起は長卵形で,長さは萼片の約ある。ヨーロッパ原産のR.dentatus L. に近い。

2011版データを見る

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