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種の解説

オグラコウホネ

学名:Nuphar oguraense Miki

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RDB2001概説

画像:小さな黄色い花が咲いた水上葉。オグラコウホネ。広卵形の葉を持つ。

筒井貞雄

分類群 維管束植物
科名 スイレン科 Nymphaeaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由

福岡市(東区,南区),星野村,筑後市,三橋町に6カ所の記録および標本産地があるが,4カ所では絶滅しており,現存するのは星野村,三橋町の2カ所である。生育環境は池や川で,4カ所では池や川の改修工事で絶滅している。現存産地の1カ所では,池底に堆積したヘドロの除去と水質の改善が緊急に必要である。

分類・形態

コウホネに似るが,葉柄は細くて中空,浮葉と沈水葉のみで,抽水葉はない。花期は5月~10月で長い。日本の固有種。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(愛知以西)~九州

法令などの指定状況

筑後川県立自然公園指定植物

生息環境
  • 河川
  • 湿原・池
執筆者 (筒井)
補足情報

水上葉は広卵形,長さ5~10cm,幅4~6cm,裏面に毛がある。花は黄色,径3~4cm,7~10月に開く。

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