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種の解説

ガシャモク

学名:Potamogeton dentatus Hagstr.

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RDB2001概説

画像:沈水生の多年草。ガシャモク

熊谷信孝

分類群 維管束植物
科名 ヒルムシロ科 Potamogetonaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
生息状況・危機の状況・選定理由

本種は琵琶湖,霞ヶ浦,印旛沼,多々良沼に生育したが,これらの産地からはほぼ絶滅した。1987年北九州で発見され,日本で唯一安定している生育地である。その築堤には約300年の歴史と人柱の伝説がある。

分類・形態

沈水生の多年草。水中茎は上部で多く分枝。葉身は狭長楕円形で2~22cm,先端の芒状および針状突起は0.7~7cm。分岐した小葉はほとんど無枝。花期は6~9月,花序は3~7cm,花柄は4~22。地下茎の先に肥大した俵形の殖芽形成をする。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(千葉)

分布(国内)

中国には「光叶眼子菜」Potamogeton lucens Linnも広く自生している。本種をこの一型とすれば,ヨーロッパ大陸からヒマラヤ,中国と分布。

生息環境
  • 湿原・池
執筆者 (大野)
補足情報

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