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種の解説

オオアブノメ

学名:Gratiola japonica Miq.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
古い時代からの水田雑草として,人間の干渉に適応してきた植物である。現在では除草剤,農薬の多用や,ほ場整備,乾田化,ため池の荒廃により消滅している。1994年に確認された生育地では,ため池改修工事の際,減水した湿地の埋土種子から発生した。本種は県内では極めてまれな種になっている。生育地の消失が確実になった場合は,移植や種子採取,播種などの保全の取り組みが必要である。
分類・形態
一年草。茎はやや太く肉質。高さ10~15cm。葉は披針状長楕円形。側枝の葉腋に1個ずつ白い花をつける。花期は5~10月。果実形成は分枝した側枝に多く見られる。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(宮城以南)~九州
分布(国内)
中国
生息環境
  • 湿原・池
  • 水田・水路
執筆者 (大野)
補足情報

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