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種の解説

ヤシャビシャク

学名:Ribes ambiguum Maxim.

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RDB2001概説

画像:樹上に着生する落葉低木。ユキノシタ科。ヤシャビシャク。
分類群 維管束植物
科名 ユキノシタ科 Saxifragaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
  • 画像:樹上に着生する落葉低木。ユキノシタ科。ヤシャビシャク。
  • 画像:樹上に着生する落葉低木。ユキノシタ科。ヤシャビシャク。
生息状況・危機の状況・選定理由

上部山地の主にブナに着生している。もともと個体数の少ない植物であるが,英彦山地では1991年の台風19号により多くのブナが失われたために,本種も減少した。御前岳や古処山の記録があるが未確認である。

分類・形態

根は太くほかの樹木の表面をはう。茎はよく分枝して,普通高さ20~40cm,初め褐色,古くなると灰色になる。葉は腎円形か丸みのある五角形,全体に鈍鋸歯があり両面に毛がある。花は5月枝先につく。萼は淡緑白色で梅弁状。花弁は小さくへら形で直立している。液果は緑色のまま熟し,径7~10mm,全面に針状の毛が密生している。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(青森以南,中国地方では鳥取,岡山,広島,山口),四国(徳島,高知),九州(熊本,大分,宮崎)

分布(国内)

中国西部

法令などの指定状況

県指定希少野生動植物種

生息環境
  • 山地森林
執筆者 (熊谷)
補足情報

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