タチゲヒカゲミズ
学名:Parietaria micrantha Ledeb. var. coreana (Nakai) HaraMyしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 県内では英彦山地だけに見られる植物で,凝灰角礫岩からなる浅い岩窟下に生育している。もともと希少であり,自生地が2カ所知られているが,1カ所は1991年の台風19号により岩窟上部の樹木や表土が剥がれ落ちたために乾燥がひどくなり危機的状況にある。 |
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分類・形態 | 茎の長さは5~20cm。茎は細く径1~2mm,水分を多く含み半透明でやわらかく繊細な植物である。大株では基部で2~3回分枝し,上部でも短く分枝する。葉は楕円形から先の方にややとがった倒卵形,葉身は長さ10~25mmと様々,葉身とほぼ同長の柄がある。英彦山地からは基本種のヒカゲミズの報告がある。これは茎に曲がった短毛があるのに対し,本種には全体に長い軟毛がある。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州(東京,長野,岡山) |
分布(国内) | 朝鮮半島 |
法令などの指定状況 | 耶馬日田英彦山国定公園指定植物 |
生息環境 |
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執筆者 | (熊谷) |