ヤマボウシ(山法師) 山地に生えるミズキ科の落葉高木。福岡県内では高標高域のブナ林に生育するほか、低地の里山にもよく見られます。4枚の花弁のように見えるものは総苞(花の集まりを包む葉)で、その中心に多数の花をつけます。果実は秋に赤く熟し、甘くて食べられます。白い総苞を山法師(比叡山延暦寺の僧兵のこと)がつけていた頭巾に見立てて名づけられています。 <2021年6月掲載>