タヌキマメ(狸豆)

タヌキマメの花

 日当たりのよい草地に生えるマメ科の一年草。茎は高さ30~70cmになります。葉は線形で細長く、マメ科の植物らしくありません。花期は7~9月で、枝の先に青紫色の花を10~20個つけます。花は午前中は咲かず、午後に開花します。萼(がく)は褐色の毛に覆われ、開花後に伸長して果実全体を包みます。その様子が狸(たぬき)の姿、あるいは尻尾(しっぽ)に似ていることから、狸豆と名づけられています。

<2025年9月掲載>