身近な生きもの図鑑
- トップ
- 県内の動植物種について知りたい(身近な生きもの)
- 身近な生きもの図鑑
- キジバト
キジバト
- 名前 学名
- キジバト(雉鳩) Streptopelia orientalis
-
- 分類
- 鳥類・ハト目ハト科
-
- 生態
- 別名ヤマバトとも呼ばれます。ユーラシア大陸東部から日本にかけて分布しており、日本では市街地から山地にかけての広い範囲で1年中見られます。体長(嘴の先から尾羽の先まで)は約33㎝で、体色は雌雄同色です。肩羽や雨覆(止まっている時の肩から背中にかけて見える羽)が黒褐色で羽の周囲が淡い茶色をしており、この模様がキジのメスに似ているため、キジバトと名付けられたと考えらえています。食性は雑食で、植物の新芽や果実、草本の種子、昆虫、ミミズ類などを好んで食べます。繁殖期は春から夏ですが、その他の季節でも繁殖することがあります。市街地でが、生垣などの枝葉が少し混みあった木に、皿状の巣を作ることが多いです。
-
- その他
- 外来種であるカワラバト(ドバト)に似ています。キジバトは首に黒褐色と灰色の縞模様がありますが、カワラバトにはこの模様がありません。また、キジバトは山地から都市部まで広く生息し、1~2羽でいることが多いですが、カワラバトは山地では見られず、都市や田畑でよく群れています。
鳴き声も特徴的で、キジバトは「デーデーポッポー」とゆっくりとしたテンポで鳴きますが、カワラバトは「ポロッポー、ポロッポー」とテンポよく鳴きます。