ニホンカナヘビ
- 名前 学名
- ニホンカナヘビ(日本金蛇) Tokydromus tachydromoides
- 分類
- 爬虫類・有隣目カナヘビ科
- 生態
- 平地から低山地にかけて、人家の庭や公園、草地などでよく見られます。ニホンカナヘビはニホントカゲに比べて警戒心が低く、日向ぼっこする姿がよく見られます。皆さんが身近な環境で”トカゲ”と呼んでいるものは、大抵がこのニホンカナヘビです。小さな昆虫やクモ、ワラジムシなどを好んで食べます。昼行性で、夜間は落ち葉の間や葉の茂みで休み、冬期は土中で冬眠します。カナヘビやトカゲの仲間は、人や捕食者に襲われると自ら尾を切り、それに気を取られている間に逃げるという生態を持ちます。尾は再生しますが、再生には時間がかかるので、捕まえる時は尾が切れないよう、なるべく胴体を掴むようにしましょう。
- その他
- ニホントカゲとニホンヤモリに似ています。ニホンカナヘビとニホントカゲは昼行性のため特に間違われやすいですが、ニホンカナヘビは鱗がザラザラしていて光沢がなく、スマートな体つきをしています。ニホントカゲは鱗がスベスベで光沢があり、ずんぐりむっくりな体系をしています。また、幼体は尾に鮮やかなメタリックブルーの模様があります。ニホンヤモリは夜行性で、指の先が丸く、ガラスなどのツルツルした場所でも止まりやすい形態をしています。
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ニホンカナヘビ
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ニホントカゲ(幼体)
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ニホントカゲ(成体)