アメンボ

名前 学名
 アメンボ(飴棒) Aquarius paludum paludum
 
分類
 昆虫類・カメムシ目アメンボ科
 
生態
 全長1.1-1.6cmほど。体は細く、背面は黒色で側面から腹面は白色です。よく見ると背胸部が細く黄色く縁どられています。水面で暮らし、街中の公園の池でも普通にみられます。水面に落ちた昆虫などの動きを感知して捕獲し、ストロー状の口を差し込み消化液を流して肉を溶かしてジュース状にして飲んで食べます。北海道から九州にかけて広く分布します。つまむと焦げた飴のような匂いを出し、これが名前の「飴ん棒」の由来ともされます。
 
その他
 県内では12種のアメンボが記録されていますが、本種がもっとも普通です。この他に河川敷の水たまりなど明るい環境では小型のヒメアメンボが、林内の薄暗い場所では赤褐色のコセアカアメンボが、それぞれよくみられます。色や大きさから区別が可能です。
アメンボ1
アメンボ
アメンボの顔
アメンボのアップ(前胸背が細く黄色く縁どられている)
  • ヒメアメンボ

    ヒメアメンボ(体長0.9-1.2cmの小型のアメンボ類で脚が短い)

  • コセアカアメンボ

    コセアカアメンボ(体長1.1-1.6cmで背面が赤褐色)

  • アメンボ比較

    アメンボ(上)、ヒメアメンボ(下)、コセアカアメンボ(右)の比較