スグヒダギセル(ナガトギセル型)
学名:Zaptyx strictaluna (Boettger, 1877)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | この種は山口県中部から西部に分布するスグヒダギセルの一型とされている種であるが,九州では北九州市西部の1産地(高橋・岡本,1969)のみしか知られていなかった貴重な種である。その後の調査でも長らく第二産地の発見には至らなかった。しかし,2018年に北九州市北部で第二産地が確認された後,ポツリポツリとさらに追加産地がみつかり,6産地を記録した。その全てが北九州市内で,各産地とも狭い範囲での生息状況である。福岡県が九州での唯一の産地であり,個体数も少なく絶滅が危惧される。 |
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危機要因 | 森林伐採 産地局限 |
分布情報 |
北九州市門司区,北九州市小倉北区,北九州市小倉南区,北九州市八幡西区
MAP |
種の概要 | 殻長約13.5mm。殻形態は生息地の環境により変異するが,タイプ産地的にみると腹太でズングリ型である。下軸板は殻口に出現しない。主襞は長く約 2/3周で,殻口付近まで伸びる。上腔襞は主襞に平行で短い。月状襞は短く直線的である。生殖器形態は生息地による変異が少なく安定している。特徴としては雄性部は太く短い。盲管は受精嚢より多少長く太い。もっとも特徴的なのは雄性部内壁形態で,陰茎鞘を切開することで確認できるが,中央部付近にコブ状の塊が生じる(右図下)ことである。この特徴はスグヒダギセルではナガトギセル型のみである。 |
生息環境 |
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