カワモトギセル
学名:Megalophaedusa kawamotoi (Kuroda & Iw. Taki, 1944) (Motochin et al. (2017))Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 本種は長らく県内では北九州市小倉南区で確認されているのみであったが,近年,門司区で第二産地が確認された(宮﨑,2020年)。生息地は限定的であり,個体数は極めて少ない。環境の変化による絶滅が危惧される。 |
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危機要因 | 森林伐採 産地局限 |
分布情報 |
北九州市門司区,北九州市小倉南区
MAP |
種の概要 | 殻は中型で,殻長20mm程度。殻色は白みを帯びた黄褐色。殻口は洋ナシ形。主襞は腹面右側から始まり背面に至るが,約半層で短い。月状襞は(J)状に湾曲し,下腔襞の中央よりやや上部に達する。山地の森林内の落ち葉や朽ち木の下に生息する。 |
特記事項 | 従来,九州では大分県,熊本県,宮崎県に分布するとされていたが,上記三県産を解剖すると,山口県岩国市をタイプ産地とする本種とは異なる特徴を示した。したがって,南九州産のカワモトギセルとされた種は類似種であり,北九州市はカワモトギセルの南限となる(宮﨑・多田,2024)。 |
生息環境 |
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