福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

イトアメンボ

学名:Hydrometra albolineata (Scott, 1874)

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2024概説

イトアメンボの写真

撮影:中島 淳

分類群 昆虫類
目名 カメムシ目
科名 イトアメンボ科
RDB2024カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
県内では1950年代に筑後地域で採集された標本があり,2000年代に日本海側の数か所のため池に生息していることが発見された。しかし,現在はこのうち1か所でしか確認されていない。産地での個体数は少なくないが,小規模なため池であることから,突発的な干出や水質悪化で絶滅する可能性があり,極めて危機的な状況である。今回ランクを上げて評価した。
危機要因 湖沼開発 湿地開発 ため池改修 水質汚濁 農薬使用 管理放棄
分布情報
糸島市

MAP
種の概要
体長約13mm。背面は黒灰色で,体と脚は極めて細長い。水質が良好で水生植物が豊富な止水域に生息する。繁殖期は主に初夏で,水面に浮いた植物片などに産卵する。冬までに成虫となり越冬する。水面上で生活し,水面に落ちた昆虫類を捕食する。
生息環境
  • 湿原・池
  • 水田・水路
補足情報
Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.