ウグイ
学名:Pseudaspius hakonensis (Günther, 1877)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 玄界灘側の個体群は回遊型の生活史を基本としているものの,河川横断構造物による遡上阻害によりほぼ絶滅状態と思われる。県内他地域は基本的に陸封型と思われるが,このうち有明海側では近年の豪雨災害とそれに伴う河川改修の影響で産卵適地が減少している。周防灘側の情報は少ないが,少なくとも普通にみられる状況ではない。前回は情報不足としたが,状況の把握ができたことで今回カテゴリーを変更した。 |
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危機要因 | 河川開発 海岸開発 水質汚濁 |
分布情報 |
久留米市,柳川市,八女市,うきは市,朝倉市,みやま市,糸島市,東峰村,みやこ町,上毛町
MAP |
種の概要 | 体長500mm。体は細く,体色は通常銀白色。繁殖期には雌雄ともに黒味がかかり,3本の朱色の縦条が目立つ。回遊型と陸封型が知られ,回遊型は通常海域で生活し繁殖期の3月頃に河川を遡上して中流域の砂礫底で集団産卵する。陸封型は主に河川の中流域で生活し,春に砂礫底で集団産卵する。特に九州日本海側の集団は,対馬から朝鮮半島にかけて分布する遺伝的に特異な回遊型の集団であることが知られる。 |
特記事項 | ― |
生息環境 |
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